木曜日 26th 11月 2015

by moricchi

たまたま見つけた、京都町家倶楽部という団体は、京都西陣の織成館近く、元織屋建ての工場を拠点に活動していました。

ここに書いてるのは、99年当時の状況で、現在はもう存在してなかったり、変わっていたりしている事もありますので、ご理解下さい。

町家倶楽部は、物件を紹介する、ということではなく、空き家を持ってる大家(貸家業をしてない、持家を持ってる人も含む)と、空き家に住みたい人、空き家を利用して、仕事やアーティスト活動をしたい人との間を取り持つ役目をしている所でした。

大家さんも、古い物件は、直してキレイにしても家賃が高くなるので、借り手はいないだろうと、空き家をほったらかしていたのです。

現状でも貸して欲しい、自分達で直して住みたいと言う人を探すのもツテもないので難しかったのです。

それに目を付けたのが町家倶楽部でした。

システムとしてまずは町家倶楽部のメンバーに会い、人となりを理解された上で、次のステップ、物件情報などを教えてもらう様な形でした。

幸いにも、好意的に受け止められたのか、都合よい人に見られたのか、物件を幾つか紹介してもらえる事になりました。

町家倶楽部の物件情報は主に西陣界隈の物件が中心でしたが、僕が紹介されたのは、少し離れた二条駅あたりの物件でした。

当時は町家ブームの初期だった事もあり、希望者も少なかったのですが、半年も経つと、ひと物件に80人程の希望者が殺到するという人気ぶりでした。

そしてとうとう、99年夏、一件の町家を借りる事となったのです。

そこを10年以上借りる事になるとは…

つづく…

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